昭和41年5月、この地の民族調査で発見され、同44年の古民家調査によって、香川県東部山間地の農家としての地方色を持った建物として認められ、同46年6月国の重要文化財に指定された。
■細川家住宅のみどころ
1間を6尺5寸とした6.5間×3間の長方形の建物である。
間取りは横一列に、上手が竹床のザシキ、次が土間、西側に広い土間(ニワ)を設けた3間取り広間型の古式平面構成である。
柱は栗材を使い、多角形のチョウナ仕上げである。ほかの軸部は松材で、小屋組も木が細く古式である。
屋根はツクダレと呼ばれ、すべてカヤが使われている。西と北には開口部がなく大壁である。壁はスズメとよぶ竹くさびで横間渡竹を取り付け、小舞竹はたて・よことも割り竹を使って下地をつくり、壁土を塗っている。
土座は囲炉裏を中心にして、客の接待、家族の団らん、食事などに使われ、現在の居間にあたるところである。座敷の竹床は、板を作るのに比べて入手が容易なことと、当時の生活習慣との関係から採用されたものである。
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