2.新市の概況

(1)位置・地勢
  新市は香川県北東部の大川郡の西部に位置している。県都高松市まで10数kmの距離にあり、岡山市・徳島市とは50km圏、大阪市・広島市とは150km圏にある。
 市域の西は、牟礼町、三木町と接し、南は白鳥町と接し、また徳島県との県境となっている。東は大内町に接し、北部には瀬戸内海を介して小豆島を仰いでいる
。  津田町・志度町域の北東部は、出入りの多い海岸線と海・山の景観美に恵まれている。海岸沿いに日盛山・雨滝山といった山々がせり出しており、平坦部は狭くなっている。
 これらの山々を峠で介し、大川町、寒川町、長尾町域を中心とする中央部には、平坦な地形が比較的広域に広がっており、緑豊かな田園風景が広がっている。
その南部には女体山、矢筈山といった山林地域が広域に広がっている。

(2)面積
  面積は5町全体で158.81で、合併により香川県内では高松市に次いで二番目の規模となる。
 その土地利用は、民有地の約30%が田畑、50%以上が山林となっており、緑豊かな環境が広がっている。

(3)人口・世帯
  人口規模は58,390人(平成7年統計)で、はぼ横這いの傾向を見せている。
 世帯数は、核家族化に伴い増加傾向にある。核家族化の状況を世帯当り人員でみると、3.05人となっており、香川県全体の値(2.92人)を若干上回っている。
 年齢構成の推移(平成2〜平成7)は、5町全体で、老齢人口増2.7%、年少人口滅2.2%、生産年齢人口微減0.6%と少子高齢化による年齢構成のアンバランスが顕著である。
 就業者数は、総就業者数で増加の傾向を示しているが、総人口に対する割合はおおむね51%程度を推移している。産業別人口数は、第1次産業で大きく減少、2次産業は横這い、逆に3次産業が大きく増加する傾向を示している。










出展:香川県統計年鑑