脳神経外科
診療科の概要(脳神経外科)
当科は、脳の病気やケガ以外にも脊ずい、脊つい(背骨)や神経系の病気も診療しています。外来は、頭痛やめまいで受診される患者さんが多いですが、事故による頭のケガや脳卒中により、救急車で搬送される患者さんも多いのが特徴です。病気の状態により手術を行いますが、薬剤で治療することも少なくありません。また、平成14年からMRI(磁気共鳴画像装置)の設置に伴い、脳ドックも行っています。
外来診療の受付は、平日の午前11時までですが、急な発病や頭のケガの患者さんや紹介の患者さん等には、それ以外の時間にもできるだけ対応しますので、電話にてお問い合わせください。
お知らせ
- MRIにより、従来のCTより鮮明な脳の断面図や脳血管の走行が分かるようになりました。
また、以前は診断できなかった発病直後の脳梗塞も発見できるようになりました。
- 平成18年からマルチスライスCTが導入され、脳や頚部の血管を外来での検査でくっきりと写すことができるようになりました。
- 脳の血管障害により起こる脳卒中は、早期に治療することで後遺症を少なくすることができます。もし、急に激しい頭痛がする、意識が悪くなる、手足の力が弱くなる、言葉がしゃべりにくくなるなどの症状がある場合は、できるだけ早い受診をお勧めします。
- 脳ドッグは、毎週月、水曜日の午後に行っています。MRI検査と診察時間を合せて約1時間半で終了します。お問い合わせ又はご予約は、電話でも可能です。
- 従来、薬が効きにくかった片頭痛(ズキンズキンと痛む)に特効薬(トリプタン剤)を処方しています。また、新たにCGRP抗体薬での治療を始めました。
- ボケ症状が急に出ることがある病気(慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症)は、検査で簡単に診断でき、手術により治すことができます。
- 脳の動脈が神経を圧迫して起こる顔面けいれんや三叉神経痛(顔や口の中の痛み)は、手術で治すことができます。
- 脳動脈瘤(こぶ)や頚部内頸動脈狭窄(血管が細くなった状態)は、切らなくても血管の中から治療することができます。外来担当医にご相談ください。