更新日:2025年9月10日
今年で戦後80年となる中、戦争に関連する公文書などを通じて、平和について考える企画展「戦争の記憶と記録~資料から見る私たちの戦争~」が、本市公文書館で開かれています。
さぬき市に残る太平洋戦争や日中戦争に関する公文書などを通じて、当時の状況を振り返り、戦争と平和について改めて考えてもらおうと、今回の企画展が開催されています。
軍人墓地の建設に関する現在のさぬき市鴨部地区、旧鴨部村の村会会議録や村をあげて戦没者を悼む葬儀の写真、出征時に兵士に渡された千人針など約30点を展示しています。
富田国民学校の日誌には、終戦の前日まで空襲警報などが毎日のように発令されていたことが記され、終戦間際の状況を伝える貴重な資料となっています。
千人の女性が赤糸で一針ずつ千個の赤玉の縫い玉を作った腹巻、千人針は、黄色の布に赤い糸でトラの姿と「武運長久(ぶうんちょうきゅう)」の字が縫い付けられており、出征兵の戦地での無事を祈って作られたものです。
市公文書館の館長は、「戦中・戦後の様子を伝える資料がさぬき市にもたくさん残っているので、そうした資料をたくさんの方々に見ていただき、当時の暮らし、戦争や平和について改めて考えるきっかけにしてもらえれば」と話していました。
▼企画展実施期間
前期 7月22日(火曜日)~9月26日(金曜日)
後期 10月6日(月曜日)~12月26日(金曜日)
※会期途中で一部展示資料を入れ替えます。
市公文書館の詳しい内容や取組みは、下記をご覧ください。
さぬき市公文書館(市ホームページ)
- 電話:087-894-6372
- ファックス:087-894-4440
- メールアドレス:hisyo@city.sanuki.lg.jp