平成24年度一般会計当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ260億7,800万円で、前年度よりも9億9,700万円(3.7%)の減額となりました。
予算額の減額要因は、病院事業への出資金及び貸付金、土地開発公社への貸付金、東部清掃施設組合負担金が減額となったことです。
さぬき市では、依然厳しい財政状況が続いておりますが、今後とも、より簡素で効率的な行財政運営に努める中で、さぬき市の一層の発展と財政の健全化に向けた取組を推進していきます。
<歳入予算>
歳入のうち、市税については、固定資産税が地価下落や評価替えの影響から減額となるなど、市税全体では3,927万円(0.8%)の減収となります。また、地方交付税については、地方財政計画や本市の算定要因に基づき、普通交付税は前年度と同額となっていますが、特別交付税については、東日本大震災の被災地域への復興支援の財源となることにより、本市に対する配分の減少が予想されることから、減額となる見込みで、地方交付税全体としては、5,000万円(0.5%)の減額となっています。
市債は、鴨部川流域下水道施設の取得に対する出資に伴う下水道整備事業債、中央小学校改修整備事業債、統合中学校整備事業債及び志度学校給食共同調理場整備事業債等が増えるため、前年度に比べて、4億930万円(13.3%)増えますが、借入額が償還元金を約80万円程度下回っているため、市債残高は前年度とほぼ同額となる見込みです。
<歳出予算>
歳出のうち、公債費は、定時償還元金が増えるため、5,480万円(1.4%)増となりますが、人件費は、職員数の減少や給料表改定による減額等の影響で、9,343万円(2.5%)減、扶助費は、子ども手当の減額により、1億5,757万円(4.7%)減となるため、義務的経費全体では、1億9,620万円(1.8%)減の107億9,447万円となっています。
投資的経費については、引き続き梅川雨水排水ポンプ場改良事業及び統合中学校建設事業を実施するほか、新たに中央小学校改築事業、中央幼稚園改修事業及び志度学校給食共同調理場改修事業に着手することから、6億9,825万円(22.6%)と大幅な増額となりました。