令和7年第2回定例会一般質問(要旨)
質問 | 【さぬき市民病院の分娩の取扱いについて】 5月に三人目を香川医大で出産したご夫婦より、さぬき市民病院産婦人科で妊娠初期より診察、分娩予定で考えていたのに3月に入り急に当院での分娩対応が難しくなったので香川医大の方で受診して下さいと言われたが、どうなっているのか? |
答弁 | 令和3年1月より「院内助産システム」を開始し一定の実績を重ねて来ていたが、昨年度末に諸事情により助産師3名退職、現在は医師主導型に移行、月1件程度の分娩取扱いに制限中、今後は医療提供体制の整備と人材の確保・育成に全力で取り組み、東讃地区唯一の分娩取扱機関であるという責務を果たせるようにしたい。 |
質問 | 1.「さぬき市民病院」での医療提供について ①内視鏡検査について、復調の見通しとあった現状 ②救急患者の応需状況について、現在の応需率 ③より良質で高度な医療提供について、具体的な医療内容 ④今後の計画などを示せ。 2.本市ブルーカーボンによるカーボンニュートラルの推進について、現在の取組・今後の計画を示せ。 |
答弁 | 1.①現在、医師3名体制で、内視鏡検査の予約枠を25名まで拡大している。 ②応需率は上昇傾向、応需件数は令和元年以降で最高値。 ③人口膝関節手術支援ロボットの整備を予定。 ④「さぬき市民病院祭」を開催予定。 2.「資源あふれる豊かで持続可能な瀬戸内海創生拠点」事業に参画し、ブルーカーボンを活用した取組を推進する。 |
質問 | 1.こども誰でも通園制度の導入にあたり、一時預かり事業も含め、保護者ニーズに対応した運用方針や受入体制、現場支援について 2.平賀源内への全国的な注目を一過性で終わらせず、本市の誇る地域資源として、中長期的に観光や地域づくりへ活用する戦略、団体・教育旅行の誘致、記念館の運営体制や受入環境の整備について |
答弁 | 1.両制度の役割を整理・充実させ、認知度向上に向けて周知を強化。他自治体の事例を参考に国の制度設計を注視し準備を進める。 2.大河ドラマの影響で入館者急増。平賀源内を本市の一級品の文化・観光資源と位置づけ、これまでの取組を検証し、目標や施策を含めた観光ビジョンを策定。専門人材や受入環境の充実にも注力。 |
質問 | 1.マイナンバーカード更新における混雑回避に向けた対策について 2.身寄りがないなどの事情で、市が火葬等を行う場合の体制整備について 3.「産後うつ」になる父親の支援に係る本市の取組について |
答弁 | 1.柔軟な方策を講じ、よりスムーズな市民サービスが提供できるよう、体制整備に鋭意取り組む 2.取り扱いについて、マニュアル等の策定に取り組む 3.父親とその育児を支援するための効果的な対策を鋭意検討する |
質問 | 1.今年度の観光行政における中間評価及び今後の取り組みについて 2.津田琴林公園内便所の洋式化について |
答弁 | 1.平賀源内、瀬戸芸など観光振興のチャンスであり平賀源内については大河ドラマ放送前から公式ガイドブックにさぬき市が生誕地であることを周知したほか、のぼり旗を作成し市の関連施設に設置した。瀬戸芸については実行委員会を設立し独自のおもてなしについて検討を重ねている。いずれにしてもこの機会にもっと本市のPRに努めていきたい。 2.現時点では公園内5か所の(多目的トイレ含む)洋式化されたトイレがあり、会期中は補えると考えているが、予想以上の利用者がある場合は仮設の洋式トイレも検討する。 |
質問 | 1.瀬戸内国際芸術祭の効果検証と今後の観光ビジョンについて 2.老朽危険空き家及び相続放棄された空き家について 3.小学生に対する水難事故防止対策について 4.小中学校における特認校制度の検討について |
答弁 | 1.瀬戸芸だけでなく、観光行政全体の総括の後にビジョンを示す。 2.自治会等でも対応が可能となる手段を調査研究している。 3.全小学校で授業中に指導しており、市でも無料でライフジャケットを貸出ししている。 4.子ども達のより良い学習環境を考えながら、検討していく。 |
質問 | 1.中学校の制服選択制の導入について 2.ヒアリングフレイルの予防と対策について 3.窓口業務の円滑化に向けての軟骨伝導イヤホンの導入について |
答弁 | 1.中学校校長会とも連携し、子どもたちが個性を発揮し、生き生きとした学校生活を送れるよう、鋭意検討を進める。 2.正しい知識や情報を広く周知・啓発するとともに、更なる取組を進める。 3.聞こえの多様性を確保する観点から、導入について検討したい。 |
質問 | 1.女性支援新法施行後の取組について 法施行から1年経つが市としての取組や県、周辺自治体との連携はどう変わったか。 2.中小企業の賃金引上げ支援について 高松市などのような助成制度は考えていないのか。 |
答弁 | 1.子育て支援課内の家庭児童相談室には兼務ではあるが女性相談支援員を配置し相談体制をとっている。県の調整会議では必要な情報や支援方針を共有している。 2.本市独自の振興支援補助制度などを活用して持続的な賃金上昇に寄与するものと考えている。 |
質問 | 放課後児童クラブの今後の在り方と学校運営について質問する。現在の18時までの放課後児童クラブで不都合は起きていないのか?他市の放課後児童クラブの運営時間を例に挙げ質問する。 また県内でも小中一貫校が出来てきているが今後の小中学校の運営方法について質問する。 |
答弁 | 現在のさぬき市の放課後児童クラブは18時までとしているがお迎えに遅れるケースもなく運営できている。時間の延長は職員の負担も増える事から慎重に検討したい。 小中学校の運営も慎重に検討しながら、教育環境の質の確保に重点を置ききめ細やかな教育を進めていく。 |
質問 | 1.行政エンジニア支援機構に登録したい職員の募集について 2.「孫休暇」の創設について 3.ふるさと納税の返礼品に「一日市長」を設けることについて |
答弁 | 1.香川県とさぬき市間で、技術系職員の人事交流をしている。 市役所内において、行政エンジニア支援機構の周知はしていく。 2.さぬき市では既に「家族看護休暇」の対象を孫まで拡大している。「孫休暇」については、県内の他自治体の動向等を注視する。 3.ふるさと納税制度における返礼品の更なる充実と情報発信に取り組む。「一日市長」導入については検討していく。 |
質問 | 1.所有者不明の耕作放棄地に起因する問題について、所有者不明の耕作放棄地の石垣が崩落する危険性がある隣家が、その対策を実施する際、老朽危険空き家のような市から補助金の交付を受けられる支援制度が無いので、支援制度を創設すべきであり、市長の特命事項として取組むべきである。 2.ふるさと納税の体験型返礼品について、市民への周知の点から体験型返礼品を観光推進室が取組む体験型観光コンテンツにすべきであり、観光推進室と協力して取組むべきである。 |
答弁 | 1.特命事項とせず、市長の責任の下で、全ての関連部署が持てる知恵をだし合い支援制度の創設につなげる。 2.今後、体験型返礼品を体験型観光コンテンツとする取組を検討する。 |
さぬき市議会事務局