平成27年度一般会計当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ232億1,000万円で、前年度よりも15億3,000万円(6.2%)の減額、4年連続のマイナス予算となりました。
減額の主な要因は、統合小学校の整備、志度中学校の改修、伝送路施設等の撤去などの大規模事業が終了したことなどによるものです。
さぬき市は、これまでの人口減少と地域経済の縮小という悪循環を断ち切るための課題を洗い出し、長期的なビジョンのもと、若い世代が安心して働き、安心して結婚・出産・子育てができる環境を整備していくことを最重要と考え、安定した「しごと」と新しい「ひと」の流れをつくり、「まち」の活力を取り戻す「地域創生の推進」を一大テーマとして取り組んでいきます。
<歳入予算>
歳入のうち、市税は法人市民税の増などにより、全体で2億1,652万円(4.1%)の増収を見込んでいます。また、地方交付税については、普通交付税の合併算定替による特例措置の段階的縮小が3年目を迎え、4億円(4.5%)の減収となっています。
<歳出予算>
歳出のうち、人件費は一般職が職員数の減少等により若干の減となるものの、嘱託職員や統計調査員等の増により特別職の報酬等が増加したため、6,231万円(1.8%)増となっています。扶助費は障害者自立支援給付費の増加などにより964万円(0.3%)増、公債費は、定時償還元金等の減少により、2億2,361万円(6.2%)減となり、義務的経費全体では、1億5,166万円(1.4%)減の103億7,814万円となっています。
また、投資的経費については、旧学校跡地整備や土地開発公社保有地の購入などにより増額がある一方、小・中学校の統合整備事業がピークを過ぎたことなどにより、全体で18億8,183万円(49.7%)の減となりました。