令和7年2月23日から3月16日までの毎週日曜日に、志度公民館で、「日本語ボランティア養成講座」(講義4回)を開催し、32人(述べ109人)の受講生が参加しました。
この講座は、近年増加傾向にある外国人住民と日本人住民が地域で共に、円滑に生活できるようにするため、市において、外国人住民がコミュニケーションの手段である日本語を学ぶ場としての地域日本語教室の開設を検討しており、そこに地域住民の皆さんにも参画してもらおうと企画されたものです。
講師に地域日本語教室に縁のある児嶋由佳先生と木下眞知子先生を招き、香川県総務部知事公室国際課と公益財団法人香川県国際交流協会のご協力のもと、実施しました。
計4回の講義では、「香川県の外国人住民や日本語学習支援の状況」のほか、「地域日本語教室の紹介および日本語指導の基礎」、「やさしい日本語」、「日本語文法等の基礎」について、学びました。
受講生は、日本語の学習支援について学びながら、同じグループの人と一緒に、どのようにすれば外国人住民に対して言語としての日本語を伝えやすいかについて話し合い、お互いに発表をしました。
受講生からは、「無意識に使っている日本語が難しいと気づいた。簡単な言葉で説明する練習が必要だと思った。」「自分が外国へ行った時に、現地の方が積極的にコミュニケーションを取ってくれてとても嬉しかったので、自分も日本に来られた外国の方に、積極的に話しかけたり、関係性を築いていきたい。」などの声が聞かれました。
本講座の受講生については、今後近隣市町にある地域日本語教室の見学や、令和7年8月末から予定している本講座の続きとなる講座の受講を予定しており、これらが地域の外国人住民とのコミュニケーションの際に役立てられることを期待しています。
外国人住民は、今後も地域に増え続けていくことが予想されています。このことを受け入れ、今後、外国人住民と日本人住民が地域で一緒に暮らしていくためにはどのようにすれば良いか、みんなで考えていくことが必要になってきています。